タオイズム(老荘思想)とは
タオイズムとは、「道」TAOの哲学であり、生き方です。
道に添って無為自然に明るく楽しく豊かに生きてゆく生き方そのものがタオイズムなのです。
TAOとは「道」を表す言葉で、中国の紀元前4世紀ころに書かれたといわれる『老子道徳経』に説かれています。
そこに説かれている「道」とは
現代の私たちが思っているような
ある場所へゆくための道筋とか道路とかいう観念とは全く違い
すべての現象や存在の根本であり、真理であると説かれているのです。
すべてのものは「道」(TAO)から生まれ生成してゆく
いってみれば混沌としたマグマのようなものであり真っ黒でつかみ所のないものと表現されています。
その「道」(TAO)は悟りそのもの
本当に広くてゆったりしていて 心地よくて何者にも左右されない。
あるときは強く あるときは柔軟で優しい。
そして常に変わることなくそこに存在している。
そんな大きな大きな天地自然の母親みたいなものが
TAOであり、「道」なのです。