酒風呂の歴史
酒風呂は、昭和59年に、道家道学院初代学長 早島天來先生が
気の健康法である「導引術」の一つとして紹介したのが始まりです。
導引術とは、呼吸にあわせてからだを動かすことによってツボを刺激し、体内の気の流れを活発にして、
からだに溜まった悪いもの(老廃物、邪気)をすみやかに体外に追い出す方法。
いつまでも若々しく健康なからだを保つことができ、様々な心とからだの不調に効果的な健康法なのです。
酒風呂は、テレビやラジオでも取り上げられ、日本酒メーカーや温泉施設などでも取り上げるようになりました。
では、酒風呂にはどんな効果が期待できるのでしょうか?
酒風呂は、手軽に出来る健康法でもあります。
酒風呂の効果や酒風呂が健康法である理由についてご紹介していきましょう。
酒風呂で期待できる効果
【冷えの軽減に】
冷えは万病のもと。
手足が冷えるだけでもつらいですが、腰痛・肩こり・頭痛・便秘・生理痛・不妊症・・・等も冷えが原因になっていることがあります。
酒風呂は、日本酒が血行を促すだけでなく、毛穴から体内の気の流れを良くするので、お風呂上りもポカポカ感が持続します。
寝る時に靴下を手放せなかった方が、お風呂に日本酒を入れただけで、からだの芯から温まり、ぐっすり眠れるようになった
と言う、うれしいお声も多く頂戴します。
【お肌のトラブルに】
輝く肌は、若くきれいな女性の必須条件。
きれいな肌の女性には誰しも目を奪われてしまいます。それなのに、お肌のトラブルについての悩みは尽きないもの。
化粧のりが悪い・肌が黒ずんできた・日焼けが残ってシミになりやすい・吹き出物が出やすい・顔色が悪くツヤがない
など…。そんな方におすすめしたいのが酒風呂です。
お肌のお悩みの手助けになる酒風呂。血行を促し、毛穴から浸透して汚れを取り除き、すべすべでつやのある
透明感のある肌になることが期待できます。
【ダイエットに、健康維持に】
老廃物を自然にからだの外に追い出してくれるので、副作用やストレスのない自然なダイエットが可能です。
冷えが軽減されることで、便秘が良くなることも多いようです。
さらに、酒風呂に入ればからだの芯から温まるので、夜に入れば朝まで熟睡でき、前日の疲れもウソのようにからだが軽くなります!
毎日スッキリと目が覚めて、元気に一日を過ごせるようになるわけです。
多くの効果が期待できる酒風呂。
健康法である理由はこんなところにあります。
酒風呂が健康法である理由
お風呂が健康によいということは、日本人なら誰でも体で知っていることですよね。
日本人が世界の長寿国の仲間入りをしたのは、
お風呂好きであることと密接な関係があるとさえ言われています。
お風呂に入って「あぁ、気持ちがいい」と感じるのは、体内の気の流れが活発になった証拠。
お風呂の効果は、からだが温まること。
そして水圧により全身のツボが刺激されることが一般的に知られています。
しかし残念ながら、この効果は長くは持続しません。
水は沸かしてお湯にすると、本来持っている「水の気(=エネルギー)」を失ってしまうからです。
お風呂に酒を入れるのは、この失われた気を「酒の気」で補ってあげるのが目的。
気血の流れを活発にする酒の気がお湯に加わることで、お風呂の効果がからだの芯まで作用して長く持続するというわけなのです。
酒風呂の入り方はとても簡単です。